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赤平オーキッドでは、環境への配慮を行い、地中熱利用のヒートポンプシステムや複層エアーハウスを導入しています。

寒冷地である北海道では、冬季間の室温管理が最大の課題といっても過言ではありません。
コストに影響させない工夫はもとより、地域の自然、CO2削減といった地球環境への配慮も不可欠です。
当社ではこの課題解決策をして、自然エネルギーのひとつ、「地中熱」を活用して冷暖房を可能にする『地中熱ヒートポンプシステム』を導入しました。
また、12棟ある栽培ハウス全ての温度・湿度・日照などの育成管理は自動制御です。
しかも、ハウスを空気で膨らませ、外断熱の複層エアーハウスにするなど、施設・設備の多様な面で環境への配慮を行っています。

暖房システム

『地中熱ヒートポンプ』システム

ヒートポンプは、自然界のエネルギーを利用する技術です。赤平オーキッドでは、地下85mの深さに不凍液を満たしたUチューブ(地中熱交換器)を挿入して採熱。通年15℃の「地中熱」を利用して冷暖房を行っています。
消費エネルギーの75%を地中の安定したエネルギーで賄うため、環境性に優れランニングコストを大幅に低減しています。また、熱源が「地中熱」のため外気温に影響されず、通年安定した能力を発揮します。

  • ・地中熱交換器 85m×78箇所
  • ・地中熱ヒートポンプ(高温型)270馬力(135馬力×2基)
  • ・クッションタンク 4t×2基

『地中熱ヒートポンプ』のメリット

光熱費の比較
CO2排出量の比較
経済的
自然のエネルギーと高効率のヒートポンプで冷暖房を行うので、光熱費を大幅に削減します。
エコロジー
燃焼がなく、冷暖房の熱を外に出さないため、大幅なCO2削減につながります。

『地中熱ヒートポンプ』の施行行程

1 ボアホール削孔

削孔機によって直径120mm前後の孔(ボアホール)を85mの深さまで掘削

2 地中熱交換器挿入

ボアホールに地中熱交換器を挿入して不凍液を充填

3 地中熱採熱試験

実際の地中熱採熱量を測定

4 ヒートポンプ設置 配管・電気工事

5 完了

断熱性の高い複層エアーハウス

赤平オーキッドでは、断熱性の高いフッ素フィルムを外側に貼り、膨らませることでハウス全体を空気の層で包み、より断熱性を高めています。しかも、ハウス内部は遮光や保温、結露を防ぐ有孔フィルムなどの各種フィルムを目的に応じて、屋根面は4層〜5層に、妻面、側面は2層に組み合わせ、エネルギーコストを大幅にカットしています。

複層エアーハウス

【フィルム組み合わせ例(1号棟の場合)】

◎屋根面
1層:XLS15〈保温・遮光50%〉
2層:XLS10〈保温〉
3層:長寿(有孔)〈保温〉
4層:XLS15〈保温・遮光50%〉
◎妻面
妻:PO/0.725(2層)〈保温〉
◎側面
巻取:PO/0.15〈保温〉
南面:ふあっとW〈防虫〉
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